尿素呼気試験を受けられる患者さまへ
*ピロリ菌は、除菌治療で胃から追い出すことができます。
<除菌治療の流れ>
①胃カメラでピロリ菌の検査をします。
②ピロリ菌感染ありの場合、除菌治療(内服)を7日間行います。
③除菌薬服用後から1~2ヶ月後にピロリ菌の検査(尿素呼気試験)をします。
<検査の説明>
専用の内服薬を飲んでいただき、服用前・服用後の息を採取することで、ピロリ菌の存在を確認する検査です。
検査結果が出るまでに1週間程度かかります。
<検査前の注意事項>
・絶飲食でお越しください。(少量の水のみ飲んでいただいて結構です)
・予約制ではありません。
・検査に30分程かかりますので、早めにご来院ください。
!!胃潰瘍治療薬や、一部の抗生物質等服用されると検査結果が偽陰性となる場合があり、正確な結果が得られなくなる可能性があります。上記薬剤の処方 服用の際は、当クリニックにご相談ください!!
岸田内科クリニック
注)ピロリ菌における呼気テストで偽陰性を生じる可能性のある薬剤
ピロリ菌のウレアーゼ活性に影響を与える薬剤を服用していると、
ピロリ菌が残っているにも関わらず除菌されてしまったような判定が
出る可能性がある(偽陽性)。
*偽陽性を生じる可能性がある薬剤
①プロトンポンプ阻害剤(PPI)
ランソラール、タケプロン、オメプラール
②抗生物質全般
③胃粘膜保護剤
アルサルミン、ガストローム
④ビスマス製剤
次硝酸ビスマス
以上の薬剤服用中または服用中止直後では偽陰性になる可能性があります。服用中止後4週以降で呼気テスト実施可能となります。