往診、在宅医療


胃瘻、高カロリー輸液


在宅酸素療法

当クリニックでは往診と在宅医療を積極的に行っています。
往診と在宅医療

往診とは普段は元気でも、急に、具合が悪くなり病院に行くのが、しんどい時に、いわゆる往診することで、在宅医療とは、寝たきりあるいは、それに近いような患者様を、定期的に往診することを、言います。入院しているより、経済的に有利な場合や、院内感染のリスクが減少するメリットがあります。

  • 当院では、ご自宅での療養をご希望されてる患者様への訪問診療を行っております。
  • 住み慣れたご自宅で安全に苦痛なく療養できることを目指し、必要な医療の提供・訪問看護ステーション・福祉系サービスなどとも連携を行をとり、チーム医療をおこなっております。
  • 自宅でも、胃瘻からの栄養補給や点滴治療は受けられますし、酸素吸入も可能です。
  • 往診のエリアは西宮市・尼崎市・芦屋市です。
  • 病状が安定してれば、1・2週間に1回程度往診しますが、体調がすぐれない時は、毎日でも必要に応じて往診します。
  • 入院することなくできるだけ自宅で安楽に過ごせる事を目標にしております。
  • 在宅での主なケアとしては 寝たきりの方へのケアと全身管理在宅酸素療法をされている方在宅経管栄養法をされている方在宅中心静脈栄養法をされている方褥瘡(じょくそう)の管理人工呼吸器装着者へのケアなどです。

 

往診、在宅医療のお申し込み、ご相談は

お電話いただくか、保険証持参のうえ、当クリニックにお越しください。

胃瘻、高カロリー輸液

当クリニックでは胃瘻交換や管理、並びに高カロリー輸液挿入、管理を行っています。

胃瘻という言葉は聞き慣れない方も、多いと思いますが、直接お腹から、胃までチューブを入れて、そのチューブから栄養剤を入れるという方法です。寝たきりになってしまうと、だんだん食べる力がなくなってしまい、そのままほおっておくと栄養失調になってしまいます。何らかの形で栄養を補給しなければなりません。

栄養補給の方法は大きく分けてふたつの方法があります。

高カロリー輸液

一つは、血管から栄養を補給する方法で、よくご存じの点滴というものです。それには二種類あり、いわゆる肘などにする普通の点滴と鎖骨の下などから行う、高カロリー輸液と呼ぶものです。普通の点滴では高い濃度(カロリー)の点滴は針が刺さった血管が血管炎をおこしてしまうので、一日のカロリーは十分ではありません。もっと太い血管に針をさすと血管炎を起こすことがほとんどなく、十分なカロリーを点滴でまかなうことができます。よく病院で入院患者さんが鎖骨のあたりから点滴がつながっていて、大きなビニール袋の点滴を点滴台にぶらさげて、ごろごろ押しながら、歩かれてるのを、見かけられたことがありませんか?あれが高カロリー輸液です。非常に有用な治療法ですが、感染などのリスクから、いつまでも続けられるというものではなく、1.2ヶ月程が適当で、当クリニックでも在宅患者様に行うこともありますが、ちょっと自宅での管理が難しいのが難点です。

高カロリー輸液カテーテルの挿入

原則的に、合併症予防のため、介護タクシーなど利用していただき、当クリニックで行っています。

 

胃瘻などからの栄養補給

もう一つが、胃にチューブを入れて、そのチューブに栄養剤をいれる方法です。ルートは主に2つあり、鼻や口から食道を通って胃にチューブをいれるか、お腹から胃に穴をあけて、直接チューブをいれる方法です。お腹から直接チューブを入れる方法と聞いて、びっくりされるかもしれませんが、なれれば簡単で、チューブを交換しながら、長期にわたり、行うことができます。鼻や口からの経管栄養だと、どうしても痰がたまりやすく、長期になるなら、胃瘻を検討することになります。ただ気をつけなければならないこともあり、一番怖いのは、注入した栄養剤が食道に逆流して肺に入り、嚥下性肺炎を起こしてしまうことで、その対策として半固形物を使うjことや、栄養剤を入れてる間は、体はおこしてたほうが、肺炎をおこしにくくなります。

胃瘻の交換

胃瘻を続けるには、胃瘻チューブの定期的な交換が必要ですが、当クリニックでは、胃瘻チューブ交換も含め、胃瘻管理を行うことができます。胃瘻チューブの交換は合併症の予防のため、原則的には内視鏡下に行っています。その際には介護タクシーなどを利用して当クリニック内視鏡室にて行っています。

 内視鏡でみた胃瘻チューブ




在宅酸素療法

喀痰吸引と在宅酸素療法

いわゆる寝たきりの患者様の亡くなる原因の多くは肺炎によるものです。逆に肺炎を防ぐことができれば、その方の寿命は長くのびることになります。

ただ寝たきりの方が長い生活のなかで、どんなに気をつけても肺炎を起こしてしまうことも事実です。

入院していなくても、ご自宅で酸素吸入を行うことができるのが、在宅酸素療法です。保険で、基準を満たすことが必要ですが、自宅に在宅酸素吸入の機械と喀痰吸引装置があれば、通常では亡くなってしまうような患者様でも、救うことができると考えています。

当クリニックでは、必要な場合は、祭日、休日でも業者に連絡し、即日、ご自宅に設置することができます。もちろん保険で認められているので、基準をみたせば、すべて保険の範囲内で行うことができます。

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