当院では新型インフルエンザワクチンの接種を現在、行っています。
現在若干ワクチンは入荷しており、基礎疾患のある方は接種可能です。
新型ワクチン接種スケジュール(兵庫県新型インフルエンザ対策本部)
ワクチン供給状況によっては、地区や医療機関ごとに接種開始日が異なることもあります。
- 2009/10/19から 医療従事者
- 2009/11/2から 基礎疾患を有する者のうち、透析患者
- 2009/11/16から 妊婦および基礎疾患を有する者(透析患除く最優先者)
- 2009/12/4から 基礎疾患を有する者(その他)
- 2009/12/4から 1歳から小学校3年生に相当する年齢の小児
- 2009/12/25から 1歳未満の小児の保護者等(身体上の理由で接種できない者(優先接種対象者)の保護者含む
- 2009/12/25から 小学生4から6年生に相当する年齢の者
- 2010年1月以降 中学校、高校生に相当する年齢の者、高齢者(65才以上)
基礎疾患とは
慢性呼吸器疾患(気管支喘息やCOPD,軌道分泌物の誤嚥のリスクのある者(脳性麻痺、認知機能障害、精神発達障害など)
慢性心疾患(血行動態に障害がある者を対象とする。ただし高血圧をのぞく)(慢性心不全、狭心症は含む)
慢性腎疾患(透析中の者、腎移植後の者を含む)
慢性肝疾患(慢性肝炎を除く)
神経疾患、神経筋疾患(免疫異常状態、あるいは呼吸障害などの身体脆弱状態を生じた疾患、状態を対象とする)
血液疾患(鉄欠乏性貧血、免疫抑制療法を受けていないITPと溶血性貧血を除く)
糖尿病(妊婦、小児、併発症のある者。またはインスリンおよび経口糖尿病薬による治療を必要とする者)
疾患や治療にともなう免疫抑制状態(悪性腫瘍、関節リウマチ、膠原病、消化器疾患、HIV感染症などを含む)
小児科領域の慢性疾患(染色体異常症、重症心身障害児、者を含む)
基礎疾患(最優先)とは
簡単に言えば、この中の病気をお持ちの方で、なおかつその病気の状態が重い人のことを示します。
慢性呼吸器疾患では、気管支喘息、COPDを持ち、定期的に受診している人、肺結核、非結核性抗酸菌症でHugh-Jones分類で3以上(平地でも健康者並に歩けない)
慢性心疾患ではNYHA分類2度以上(軽度の身体活動に制限がある)(小児は小児疾患参照)
慢性腎疾患では透析患者、透析間近、腎移植患者、ステロイド、免疫抑制剤投与患者、腎機能高度低下患者
慢性肝疾患では肝硬変(Child BかC)自己免疫性肝疾患で免疫抑制剤やステロイド療法をしている患者
神経疾患、神経筋疾患では筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症など、難治性な疾患の方
血液疾患では白血病、再生不良性貧血など重い病気、免疫抑制療法をしているの方
糖尿病ではいわゆる1才から高校生までの糖尿病患者、インスリン療法をしている方
疾患や治療に伴う免疫抑制状態では血液の癌や免疫抑制を伴う抗がん剤治療をしているか、予定のある方、内分泌の癌、消化器の癌、HIVなどでステロイドや免疫抑制剤治療の方、副腎機能低下症など免疫低下症の方。
関節リウマチやその他の膠原病でステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤を使用中の者
小児科領域では一般的に慢性の重い病気のある方
などを示します。
基礎疾患(その他)とは
簡単に言えばこの中の病気をお持ちの方で、病気の状態が重くない人のことを示します。
すなわち、最優先以外の状態で、この中の病気をお持ちのかたです。
接種方法について
当初は2回の皮下注射でしたが、現在は1回か2回です。
費用
1回目 3600円
2回目 2550円
2回目接種を初回と異なる医療機関で行う場合は3600円
(全国共通)