日帰り手術

当クリニックでは、胃、大腸ポリープで切除が望ましいと考えらえた場合は高周波による、ポリープ切除術を行っています。必要に応じて、クリッピング等も併用します、また肝硬変等による食道静脈瘤に対する、内視鏡的結紮術も日帰りで可能と考えられた場合、行っています。胃静脈瘤に対する治療(BRTO)は信頼できる病院に紹介し、入院の上、治療を行っています。

胃、大腸ポリープ切除術

胃腸のポリープとは? 胃腸の粘膜にできるイボのことです。すぐにがんを心配する人がありますが、一般には良性のものを指します。ポリープのがんへのなりやすさは腸でも異なりますし、それぞれのポリープの種類によっても違います。 大腸のポリープ  通常発見されるものは、大きくなるとがん化の可能性のある腺腫(せんしゅ)と呼ばれるポリープです。小さなうちはがん化の可能性は少なく、急激に大きくなることもまずありませんので、ポリープを指摘されてもそれほど心配する必要はありません。しかし、直径1cm以上になりますと2割くらいにがんが生じてきますので、あまり大きくならないうちに内視鏡的切除(ポリペクトミーと呼ばれます)が勧められます。

内視鏡的ポリープ切除の様子

食道静脈瘤結紮術

食道静脈瘤は主に非代償性肝硬変になると、食道の壁に水ぶくれのように、血管が腫れてくる病気で、ほっておくと、破裂して、大量吐血をおこし、死に至ることもあります。以前は食道静脈瘤硬化療法といい、内視鏡を使い、針で直接静脈瘤に炎症を起こさせる薬をいれて、静脈瘤をつぶす方法がとられていました。私は勤務医時代に15年ほど前から、予防的に、硬化療法をおこなっていましたが、食道の変形、潰瘍を形成し、的確に治療するには、豊富な経験が必要でした。またリスクを伴うことから(実際には注意してやれば問題なかったのですが)吐血してから、治療を行う施設が多く、結局肝不全になってしまう患者さんが多くいらっしゃいました。

それが、静脈瘤を輪ゴムで結ぶという方法が、考え出され、より簡単に、安全に静脈瘤を内視鏡を使い治療することが、できるようになり、予防的に治療する病院も増え、食道静脈瘤の吐血が激減しました。

当クリニックでは、15年硬化療法、結紮療法にたずさわってきた経験をいかし、入院を希望されない方で、比較的安全に、治療ができる方には、外来で食道静脈瘤結紮術を行っています。

治療は簡単で、内視鏡を受けるのと同じように、絶食で来院していただき、内視鏡を使い、治療は5分程度で終わります。

食道静脈瘤の結紮術の様子

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